転職

【第二新卒必見】転職活動の完全ロードマップ

tabi0810

皆さんこんにちは、キャリア開発室のたび室長です

僕は第二新卒時(当時25歳でした)、 なかなか内定が出ず、

結局1年半ほど転職活動を続けておりました。

しかし、自分でなんとか安定的に内定をいただける方法を見出し、

最終的には5社から内定をいただくことができました。

今では2回目の転職で年収を150万円ほどUPすることができたり、
転職の相談に乗らせていただく立場にもなりました!

そんな僕が第二新卒で転職を成功させるためのロードマップをお伝えできればと思います。

今回の記事を読むと、

①具体的に何をすれば良いのか
②何を意識して活動すれば良いのか

がわかるようになると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

結論:ロードマップはこれだ!

僕は下記のようなロードマップを推奨しております。

自分がなぜ転職したいのかを言語化する

転職エージェントと会話する
今まで行ってきた職務の棚卸しを行う
スカウト型サービスに登録をする
面接の練習&実践をひたすら繰り返す
年収の交渉を行う

では実際に各ステップについて解説していきます。

STEP1:自分がなぜ転職したいのかを言語化する

このステップが1番重要

僕も今までに何百人の転職をサポートしてきましたが、
このステップが1番重要だと考えています。

このステップを疎かにしてしまうと、面接で深掘りに対応できなくなったり、 例え転職できても、転職を何度も何度も繰り返すリスクが高まります。

今回の転職を人生の良いターニングポイントとするために、ここはしっかり立ち止まって思考してみることをオススメします。

ポイントは、人生の状態目標を決めること

このステップにおいて1番のポイントは、人生の状態目標を決めることです。

転職の有無関係なく、仕事を通じてどんな人生にしたいかを決めなければ、 転職を手段でなく目的ととらえてしまうことになります。

例えば僕の場合は、「自由」を人生の状態目標として掲げています。

自由とは、僕の定義だと「お金、場所、時間、交友関係を自由に選択できる状態」としていますが、自分の言葉で語れれる状態目標が定められればOKです。

ここが決まれば転職活動は7割は成功したようなものです。

例えば、
「今の職場の関係性がイマイチだから」
「仕事の内容がつまらないから」
上記のような動機の方は、「どんな人と働くことが幸せなのか」「どんな仕事だと楽しいと思えるのか」を分析しましょう!

転職活動以外にもメリットがたくさんある

このフェーズを決めたことによって下記のようなメリットがありました。

①受けたい企業が自分の中で明確になる

②転職した後もやりがいを持って働くことができる

③その後のキャリアプランを描きやすい

特に③は非常に大きかったです。

転職した後も、自分の軸がしっかりと持てたので、昇格や昇進が早まった実感がありました。

転職という機会を活かして、自己分析のやり方はマスターしておくことを強くおすすめします!

転職は手段であり、目的化しないこと

STEP2:転職エージェント(人材紹介会社)と会話する

転職エージェント(人材紹介会社)とは

転職エージェントとは、転職を希望する人のアドバイザーとして、さまざまな求人を紹介してくれます。

登録をすると一人ひとりに担当が付き、さまざまな相談に乗ってくれるのが特徴です。 一方で、企業から求人を預かるのも転職エージェントの役割のひとつです。

引用:転職エージェントが語る「すべらない転職」

エージェントを有効活用できれば、転職活動は一気に進む

上記でお伝えしたとおり”一人ひとりに担当が付き、さまざまな相談に乗ってくれ”ます。

自己分析の壁打ち、面接の練習、求人の見極めポイント、などなどはエージェントに相談することで、一気に進めることができます。

エージェントとして代表的な企業は、

などがあります。

各企業に強みや特徴がありますが、どこが優れているエージェントだ!ではなく、自分に合ったエージェントを探してみましょう。

エージェントを選ぶ際は3点を特にみておく必要がある

エージェントを選ぶ際は、最後まで真摯に向き合ってくれるか、が非常に重要になります。

下記のようなエージェントは、注意したほうがいいです。

①自分の人生の軸や、やりたいことを深堀せずに、すぐに求人を提案してくる

②求人が自分の提示した条件とマッチしていない

③職務経歴書の添削にあまり注力してくれない

このようなエージェントは、あなたの優先順位を心の中では下げている可能性があります。

僕が実際エージェントとして仕事をしてきたので分かるのですが、 エージェントの成果は、
”入社した人の年収×企業ごとに設けている設定倍率”が基本になります。

なので、極論ではありますがエージェントはいかに”年収の高い人材を早く自分の贔屓している会社に入社させるか”がミッションになります。

仕事なので仕方ないですが、候補者側としては本当に真摯に向き合ってくれるエージェントを探すに越したことはないと思いますので、①②③の条件に合致しないエージェントを根気よく探していきましょう。

ちなみに、実際に僕が相談してよかった企業様は、 アクスコンサルティング(コンサル特化の人材紹介会社) リクルートエージェント でした!

エージェントを活用してみた結果

僕が未経験で転職した際は、20人以上のエージェントの方とお会いしました。

その中でも2,3人は僕に真摯に向き合ってくださり(と僕が感じている)自己分析や転職の方向性が明確になり、転職活動がスムーズになりました。

良いエージェントを根気良く探して良かったと心の底から思っております。

エージェントは複数人会って見定めること

STEP3:今まで行ってきた職務の棚卸しを行う

当たり前ですが、職務の棚卸しをしなければ面接は受かりません。

ボスモンスターを目の前に、何も装備をせずに戦いに行くようなものです。 武器は買うだけでなく、装備しなければいけません。

ちなみに職務の棚卸しとは、 今まで取り組んできた仕事内容の結果とプロセスを明確化し、
そこで得た学びやスキルを言語化することを指します。

難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、このステップにいる皆さんは優秀なエージェントがついているので心配ありません。

職務の棚卸しもエージェントと壁打ちをして、言語化を進めていきましょう。

Tobe Asis Gapと自分の意思を振り返る

職務の棚卸しにはさまざまな方法やフレームワークがあります。

その中でも僕が今まで使用してきて1番しっくりきたのが、Tobe Asis Gapを設定するレームワークです。


簡単に説明すると、 Tobe=あるべき姿 Asis=現状の姿 Gap=あるべき姿と現状の差分 として定義し、 自分としてTobeをどこに設定してきたか、Asisはどこだったのか、
GapはどこでそのGapに対してどう取り組んだのか、その時に何を考えていたのか…
と思考して振り返ります。

(引用:株式会社テクノデジタル 「As Is」「To Be」とは?|意味と活用方法【テンプレート付き】)

ここで重要なのが、
・自分の強みで解決した(達成した)課題はなんだったのか
・自分がこだわりを持って注力できる仕事はなんだったのか
自分の言葉で話せるレベルまで考えることです。

面接では、
・候補者が発揮できる強みは何なのか
・どんな性格なのか
・どうやって課題解決していくのか
が問われますので、避けて通れない道です。

職務の棚卸しを徹底的に行うことで、面接は受かるようになる

僕はここに1番時間をかけました。

マインドマップ(eDraw)を利用しすると、整理しやすいのでおすすめです!

僕は2週間毎日3時間くらいひたすら向き合いました…!

最初の半年間はここまで行わずに面接にひたすら落ち続ける日々でしたが、 このフェーズを真剣に取り組んでからは、面接はほとんど落ちなかったです。

面接に落ちなくなると、当然ながら選択肢が増えて心に余裕ができますので、 転職活動全体的に楽になりました。

職務の棚卸し=面接力、しっかり振り返りましょう

STEP4:スカウト型サービスに登録する

スカウト型とは、企業と候補者を直接繋げるマッチングサービス

スカウト型とは、企業が応募者に直接アプローチする採用方法のことです。


採用条件や雇用条件など企業が公開する情報をもとに、応募者側から企業にアプローチする「公募型採用」とは反対の方法で、応募者が経歴やスキルを公開し、企業側が応募者にアプローチします。


恋愛のマッチングアプリを利用したことがある人であればイメージがつきやすいと思いますが、
女性=企業、男性=候補者に置き換えて考えてみるとわかりやすいかと思います。


スカウト型で1番おすすめしたいサービスは、「ビズリーチ」です。

諸事情でビズリーチについては詳しいです。
非常に良いサービスなので迷ったら利用したいサービスです。

スカウト型に登録することでのメリットは大きく2つ

スカウト型は企業から直接アプローチがくるサービスなので、メリットは大きく下記の2つになります。

①自分の新たな可能性を知ることができる

②内定獲得の可能性が上がる



①に関しては、企業が登録した職務経歴書を見てスカウトを送るサービスになっているので、
意外な業界や職種からスカウトが送られてくることも結構あります。


その際に実際に人事に会って「私のどこが御社にマッチすると判断されたのか」「私と似たようなキャリアの方が御社にいるのか」などを聞くことができると、
自身の可能性をより幅広くすることができます。


②に関しては、スカウト経由で面接に進むと、企業側から”リクルーター”をつけてくれることがあります。

”リクルーター”とは、企業側で実際に働いている社員で、面接のサポートや実際に質問に答えてくれるメンターのようなものです。


ですので、どんな人が活躍しているのかなどの面接に重要な情報も手に入りやすいことや、リクルーターに気に入ってもらえれば、社内で少し推してもらえる可能性もあります。
なので、結果的に内定獲得につながりやすいです。

このステップで一気に情報収集を行う

このフェーズでエージェントや企業の人事との面談が増えてきていると思うので、
ここで一気に業界/職種の情報収集を行いましょう。


意識しておきたいのが、広げすぎると面接で一貫性がなくなり内定を貰いにくくなってしまうので、ある程度業界/職種を絞ることです。


目安としては、業界は2つ、職種も2つ、受けたい企業は10つくらいまで絞れるとベストです。
業界や職種という切り口以外でも問題ありません。


例えば僕の場合だと、「コンセプチュアルスキルを身に付けたいので、色んな業界と経営や組織の視座で課題について議論ができる仕事」という定義を行い10社に絞っておりました。


コンセプチュアルスキルってなんやねん!って方はこちらを参照ください。
コンセプチュアルスキルとは?【具体例一覧】概念化能力引用:カオナビ人事用語集

実際にスカウト型を利用して内定は今までに10社以上獲得できた

僕もスカウト型サービスは愛用していますが、実際に10社以上から内定を獲得できました。


「スカウト型は玄人専門で、第二新卒は利用しない方がいいでしょ。。」という人もいるかもしれませんが、全くそんなことありません、もはや逆です。


実は20代の方がスカウトでの採用決定数は多いのです。

スカウト型はいろんな人と話ができるチャンスなので、使わない手はないです

STEP5:面接の練習&実践をひたすら繰り返す

ここまできたら、あとは面接の質をひたすら上げていくのみです。

このフェーズは言わずもがな非常に重要です。 念の為お伝えしておきますが、 「面接はノリでいける」 「会社のHPやIR見てMVV(ミッション・ビジョン、バリュー)暗記してきたからいけるっしょ」 みたいな準備レベルだと当然のごとく落とされるのでここはしっかり頑張りたいところです。

もし仮に準備していないのに受かった場合は、あなたがすごいのではなく、
その会社に魅力がなく人が集まっていない可能性がありますので、注意した方が良いです。

とにかく実践を振り返ることが重要

このフェーズまで進むと、実際に面接を受けている人がほとんどだと思います。

面接は面接の質を上げるための宝の山です。 一喜一憂せずに、しっかり振り返りましょう。

振り返り方は下記を意識しましょう。

①どんな質問に答えにくかったのか

②すらっと答えれたこと、答えていく中で言語化できたことはあったか

③どんなことを聞かれやすかったか

特に③に関しては、もしかしたらあなたの中に無自覚な強みがまだ存在しており、 この部分を深堀して分析することで面接の訴求力が増す可能性があります。

ちなみに僕は先ほど紹介したeDrawというマインドマップを利用して、ひたすら面接で聞かれた内容と答えた内容を記載し、 後で見返して深堀していました。
自分で答えた回答に「なんで?」と5回繰り返し聞き返し、次回はもっと良い回答ができるように準備しておりました。

また面接の対策に焦点を絞った記事を記載予定ですので、お待ちください。

面接に一喜一憂せずに、毎回しっかり具体的に振り返りましょう

STEP6:年収の交渉を行う

え、もう転職終わりじゃん?と思った方いませんか?


ここで終わってしまっては非常にもったいないです。


なぜなら、内定を複数社同じタイミングでもらえるように調整することで、年収の交渉ができるようになるからです。


実際に僕は2社目から3社目に転職するタイミングで、年収交渉を行い年収を100万円ほど上げることができました。

希望の年収は現年収よりも高く提示して問題なし

希望の年収を高くすると、「この人自分のレベル分かってないな…」と思われるのが怖くて、
なかなか人事に言いにくいとは思います。

しかし、無茶な額でなければ伝えても全く問題ございません

(引用)マイナビ転職「「希望年収」履歴書と面接で答え方が違う? 好印象な年収アップの交渉テクは?【例文あり】

マイナビ転職の転職経験者へのアンケートによると、希望年収額を「直近の年収より高めに答えた」人が52.9%です。
半数以上の人が、年収アップを視野に入れた交渉をしています。

特に内定を複数社もらっている人ほど、年収交渉の材料は集まりやすいので、
2つ以上内定をもらった方は、絶対に年収の交渉をおすすめします。

年収交渉を行う上でのNG行動5パターン

面接で希望年収を伝えることは決して悪いことではありませんが、
ポイントを押さえていないと、それがマイナス印象につながってしまうケースもあるので注意が必要です。

ここからは、マイナス評価につながりかねない希望年収の答え方を5つのパターンに分けて解説します。

低過ぎる希望年収を回答する

「安い年収なら採用される可能性が上がるだろう」というものでもありません。
希望年収額を自己評価と捉えるならば、「低過ぎる希望年収」や「いくらでも大丈夫」という答えだと、「実際にスキルや職務能力も低いのでは?」と思われてしまうリスクがあるからです。

また、採用されたい気持ちから、低い希望年収を伝えて、内定後に交渉すればいいと考えている応募者がいますが、原則として年収が面接で提示した希望年収と一致している場合は交渉が難しいです。

そのため、本来の希望年収、もしくは年収にこだわりがない場合は、「御社の規定でお願いします」と回答しましょう。

待遇面の質問ばかりする

いくら気になるからといって年収の質問ばかりすると、待遇目的だけの転職だと思われてしまうかもしれません。

企業が求めているのは「仕事で成果を出してくれる人」なので、「年収>仕事内容」という印象にならないよう、仕事内容に関する質問を挟んでから希望年収の話題を切り出すなど、質問の順番や時間配分を考慮しましょう。

身の丈に合っていない金額を希望する

業界・職種・年齢・能力などによって平均年収は異なります。相場からかけ離れた希望額を提示したり、未経験の仕事へ応募しているのに前職年収を大幅に上回る額を希望したりすると、客観的な自己評価ができていないとマイナス評価になってしまうかもしれません。平均額などもリサーチしたうえで希望額を伝えましょう。

不必要におどおどする

面接では、話す「内容」だけでなく「態度」も見られています。「希望年収額に見合う仕事ができる」と自信があれば堂々と伝えられるもの。不必要におどおどしたり、自信がなさそうな態度を取ってしまったりすると、「本当にこの人を採用しても大丈夫だろうか……?」と不安を抱かせてしまうかもしれません。

現状の年収額や希望年収額の回答が一貫していない

WEB履歴書(応募フォーム)、履歴書、一次面接、二次面接など、選考の過程によって異なる金額を答えていると「適当に答えているのでは?」「言うことがころころ変わる人」という印象を持たれてしまうかもしれません。希望年収額については転職活動を始める前によく考え、ブレのない金額を提示できるようにしておきましょう。

年収の交渉は必ず試みてみることをおすすめします

まとめ

1番重要なポイントは”自分がなぜ転職したいのかを言語化”すること

最初にもお話ししましたが、自分がなぜ転職したいのかを考え抜くことが1番重要です。

今の会社で辛いことが転職によって楽になる保証は全くありません。
自分がどんな人生を歩みたいのか、その中で仕事をどんな位置付けとして頑張りたいのか。

ここを決めることで、初めて転職は人生において意味をなすものとなると僕は考えています。

実際僕もフリーでエージェント活動を行っている際、 「今の職場の関係性が〜」「なんとなくモヤモヤする〜」などの相談をいただいた場合には、 ひたすら人生をどうしていきたいか、の問いかけをします。

このフェーズをクリアした方にしか求人は紹介しませんし、そんな無責任なことはできません。

この記事を読まれた20代の皆さんが本当の意味でいい転職ができるように、 今後の皆さんの成功を祈っております!

転職は人生を変える良き手段の一つです!

いい意味で利用しましょう!!

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